山とか写真とか

写真が好きでよく山に登っています。季節それぞれの良さを感じながら歩くのが好きです。

『歯とスパイ』ジョルジョ・プレスブルゲル 訳:鈴木昭裕

一本一本の歯を通して主人公の人生に触れていく。 主人公はどうやらヨーロッパのどこかの国のスパイらしいが、作中では仕事内容は詳しく書かれない。 なぜなら主人公の仕事など歯には関係がないからだ。 主人公は歯を抜くことによって喪失感を抱いたり、前歯…

今年の桜

今年の桜は近所の公園で撮りました。 小雨が降っていい雰囲気。 早朝に出かけたため人もあまりおらず、しっとりとした桜に心洗われます。 今年の桜はこの2枚。 桜の人気スポットでの撮影は人も集まりやすく、特に朝の良い光の時間は殺伐とした空気になりがち…

気になる外食の本

朝から雨が降っている。 雨の音を聞きながら本を読むのが結構好き。 鳥は雨でも意外と元気に鳴いている。 僕は家で静かに引きこもる。 『日本外食全史』(阿古 真理著)という本が気になる。時と共に変化する日本の外食について書かれている。 今でこそ外食…

『首折り男のための協奏曲』伊坂幸太郎

何の予備知識もなく読んだ。長編かと思っていたら短編集で、もとは別々の媒体で発表した作品を一冊にまとめたものらしい。ところどころリンクしている部分はあるが、伊坂幸太郎らしさというか、最後に全てが繋がってスッキリという爽快感はあまりないと感じ…

『読書は1冊のノートにまとめなさい 完全版』奥野宣之

せっかく本を読んだのに、内容を忘れてしまった。思い出そうと思っても出てこない。 そもそも、読んだことさえ自分の頭から抜け落ちている。 こんな経験をしたことはないでしょうか。 僕は結構あります。 このままでは良くないなあ、何か良い方法はないかな…

春近し

今日は梅を見に鈴鹿の森庭園へ。 見頃となっていて、園内には梅のいい香りが広がっている。 あいにくの曇り空だったのが残念。 絨毯になるのは週半ば以降かな。

『モンベル 7つの決断』辰野勇

モンベル創業者である辰野勇さんの自叙伝。 モンベルといえば低価格でありながら登山に必要な機能を備えているブランドで人気があります。 僕自身もモンベルにはお世話になっていて、やはりコスパの良さが大きな魅力です。 そんなモンベルの創業者辰野勇さん…

ジューサーのある生活

ふてぶてしい顔をした猫が二匹。 顔と同じくらいふてぶてしい態度で体を撫でるように促してくる。 耳を掻いてやる。気持ち良さそうに頭を動かす。 猫に認められたような気持ちになり、なんだか妙に嬉しい。 そんな夢を見た土曜の朝。 ジューサーを買った。ジ…

『くらげホテル』尾崎英子

異次元へと繋がるホテル。 運命なのか偶然なのか、それぞれの理由から四人はフィンランドにあるホテルメデューサへと導かれます。 異次元へ繋がる入口はあると信じる者、半信半疑な者。 ホテルメデューサに集まった四人は、ホテルのオーナーによると選ばれた…

『森があふれる』彩瀬まる

妻が発芽した。 知り合いからそんな話を聞いたらどう思うでしょうか。 そんなことあり得ない、と思う人が大半ですよね。 小説家の妻が木の実を食べて、体中からぽつぽつと芽が吹き出します。そんな事態になっても彼女は焦ることなく、夫に水槽のような入れ物…

ネオワイズ敗戦記

天文ファンを賑わせたネオワイズ彗星。 当初の予想より明るくなり、尾を引いた美しい姿を見ることができるということで話題になりました。 わたくし、一眼レフを購入した理由が星を撮りたかったからというくらいには星が好きです。 是非ともこの目で彗星を見…

ゴゼンタチバナ

6枚の葉の中央に花を咲かせます。 白い花弁のように見えるのは総苞片で、本当の花はその真ん中に集まって咲いています。 総苞片とは花序(花の集まり)を保護する苞葉のこと。 ゴゼンタチバナという気品のある名前は白山の最高峰、御前峰が由来となっています。

『白嶺の金剛夜叉 山岳写真家 白籏史朗』井ノ部康之

山岳写真界の草分けであり、日本を代表する山岳写真家・白籏史朗の生涯を井ノ部康之が描く。『山と溪谷』2003年1月号から12月号まで掲載されたスーパー・ロングインタビュー「山岳写真家 白籏史朗 語りつくす」をもとに、丹念な追加取材をして1冊にまとめ上…

クールダウン

暑い日が続きますね。 あと少し頑張れば週末です。 どうやら今週末は少し雨が降りそう。 長い梅雨が明けたと思ったら、連日のこの暑さ。 心も体もクールダウンしてゆっくり過ごしてください。

森林浴 2020.5.24

釈迦ヶ岳に登った次の日の話。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com yamatokasyashintoka.hatenablog.com yamatokasyashintoka.hatenablog.com 自粛明けに新緑を撮りたいところがありました。天気予報が日曜日の方が良かったので前日に釈迦ヶ岳へ行きました…

フルーツサンド

たまにフルーツサンドが食べたくなります。 たっぷりの生クリームに大きなフルーツがサンドされているやつ。 少し前に流行ったパンケーキとは違ってフルーツが摂れるところも嬉しいですね。 同じ店でも季節によって入っているフルーツが違ったりするので、そ…

登山再開! 釈迦ヶ岳③ 2020.5.23

前回の続き。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com 猫岳から羽鳥峰まで行って下山予定。 羽鳥峰のこと、最初は"はとりみね"だと思っていました。正しくは"はとみね"と読むのですね。 大きなシロヤシオがちらほらあります。 またガスが出てきました。というよ…

『三人屋』 原田ひ香

お年寄りの多いラプンツェル商店街で、「ル・ジュール」が再開店した。時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれているが、店を営む三姉妹は、そのことを知らない。近所に住むサラリーマンは三女にひと目ぼれ、常連の鶏肉店店主…

今年の紫陽花

紫陽花は結構好きな花です。 毎年あじさい寺と呼ばれるところへ行って写真を撮っていましたが、今年は近場で1回撮っただけでした。 マクロで撮りたいと考えていましたが、レンズケースに入っていたのはなんと望遠レンズ。 普段はマクロレンズを入れていて中…

登山再開! 釈迦ヶ岳② 2020.5.23

前回の続き。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com 山頂は2秒で去ることにしました。 景色が何も見えないので次の目的地を目指します。 森に戻ると霧が立ち込めて幻想的です。 分岐をハト峰方面へ進みます。 立派な木。 森を進みます。 この辺りは標準ズーム…

『風のマジム』原田マハ

風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。 図書館本。 以前に会社の上司から…

『夏雲』能島龍三

再び変革の時代を迎えたいま、団塊の世代と若者に贈る長編。登山、恋愛、学生運動1960年代後半の青春群像。 図書館で借りた本。 この本自体に予備知識は全くなかったけど、原田マハの本を探しているときに近くにあって、背表紙とタイトルから山に関する話だ…

登山再開! 釈迦ヶ岳① 2020.5.23

長かった……。 2月に綿向山へ登ってから、実に3ヶ月山に登れないという鬱屈とした日々を過ごしておりました。 自粛期間中は庭で花の写真を撮ったり、資格の勉強をしてみたり、過去の写真を現像したりと色々やりましたが、ふとしたときに山に行きたいなと思っ…

朝露

2020.4.25 スノーピーク(snow peak) マグ・シェラカップ 310ml E-103 発売日: 2012/03/12 メディア: スポーツ用品 にほんブログ村

青空霧氷の綿向山③ 2020.2.11

前回の続き。 yamatokasyashintoka.hatenablog.com ようやく写真の現像が終わったので最終回です。 もう登ったのが4ヶ月も前になるとは……。 最近暑い日が続いているので、雪の写真を見て少しでも涼しさを感じられたら良いなと思います。 綿向山頂上から見る…

ハルリンドウ 2019.5.5

春から夏にかけて、山は花で華やかに彩られます。 辛い登りの最中にも花を見かけると、その可憐な姿に心が癒されます 今年はそんな花を中心に写真を撮りたいと考えていましたが、新型コロナウイルスによる影響で撮りたい花を見ることもできませんでした。 自…

御在所岳 2019.5.16

ちょうど去年の今日は御在所に行っていました。 有給を取って登ったことを覚えています。 あまり早出はせず8時半頃に駐車場に着きました。 写真はあまり撮らず、イワカガミが咲いていたことと、山頂のレストランで食べたカレーうどんが美味しかったことが印…

梅雨もすぐそこ

今日は奄美地方で梅雨入りしたようです。 沖縄も明日には梅雨入りの発表があるとかないとか。 今日は庭で花の写真を撮りました。 外出自粛の中で、心の癒しとなっているのが庭の花たちです。 今日の朝は小雨だったので、花びらに水滴が付いた写真を狙いまし…

対峙 2020.3.1

対峙 2020.3.1 NIKON Z6 NIKKOR Z 14-30 F/4S Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6 24-70+FTZマウントアダプターキット Z6LK24-70FTZKIT にほんブログ村

『雪男は向こうからやって来た』 角幡唯介

ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人たちがいる。新聞記者の著者は、退社を機に雪男捜索隊への参加を誘われ、二〇〇八年夏に現地へと向かった。謎の二足歩行動物を遠望したという隊員の話や、かつて撮影された雪男の足跡は何を意味…