『くらげホテル』尾崎英子
異次元へと繋がるホテル。
運命なのか偶然なのか、それぞれの理由から四人はフィンランドにあるホテルメデューサへと導かれます。
異次元へ繋がる入口はあると信じる者、半信半疑な者。
ホテルメデューサに集まった四人は、ホテルのオーナーによると選ばれたから導かれたとのこと。
異次元に行ける権利があると知ったとき、自分だったらどうするだろうと考えました。
異次元がどんなところなのかわからず、元の世界に戻ってこれるのかさえわかりません。
今まで自分が生きてきた現実の生活を捨てて、未知の世界で生きていくことを選ぶのはとても勇気のいる選択だと思います。
-本文より
仕事も家族もけっこう好きだし、恵まれていると思う。ただ、そこに馴染めない自分が嫌いっていうこと。
問題は居場所じゃなくて自分なのに、自分を変える努力もできない