気になる外食の本
朝から雨が降っている。
雨の音を聞きながら本を読むのが結構好き。
鳥は雨でも意外と元気に鳴いている。
僕は家で静かに引きこもる。
『日本外食全史』(阿古 真理著)という本が気になる。時と共に変化する日本の外食について書かれている。
今でこそ外食は日常的な存在になっているが、かつては特別なイベントだった。
昭和が舞台のアニメでは、デパートのレストランがとても魅力的に描かれていたりする。
それがチェーンレストランやファストフード店の登場で外食が庶民の日常に溶け込んでいった。
大阪万博の開催も、日本の食の欧米化に大きく影響しているらしい。
経済成長真っ只中にいる日本人に、欧米の食文化はどのように映ったのか。
今まで口に入れたことはもちろん見たこともない食べ物が続々と日本に入ってくる時代、料理の作り手、食べ手がどのような気持ちになったのか追体験してみたい。