山とか写真とか

写真が好きでよく山に登っています。季節それぞれの良さを感じながら歩くのが好きです。

春を探しに入道ヶ岳 2020.2.8

今年は暖冬なので、春の花も早いのではないか。

そう考え、花を探してみることにしました。

行き先は入道ヶ岳。

お目当ての花は、黄色が可愛い福寿草です。

 

……と下書きを保存したのが2月の中旬。

それ以降はバタバタとしていて、文章を考えたり写真を現像することが後回しになっていました。

山行当時とは世間の流れが変わってしまいましたが、これから少しずつ振り返っていこうと思います。

 

 

福寿草

名前がすごく良いですよね。

花言葉も素敵で、『永久の幸福』。

f:id:hiiro1017:20200405113801j:plain

2019.2.23 入道ヶ岳

 

冬の終わり頃から咲き始め、黄色が印象的な可愛い花です。

見つけるともうすぐ春なんだなと思えて気持ちが明るくなり、かなり好きな花です。

 

さて、そんな福寿草ですが、鈴鹿山脈では藤原岳が有名です。

霊仙山も群生地がありますね。僕は鈴鹿山脈の中でも特に霊仙山が好きなので、お花見がてら今年も行こうと考えていましたが、それは来年に持ち越しです。

 

そして入道ヶ岳。

大群生ではありませんが、我がホームマウンテン入道ヶ岳にも福寿草は咲きます。

 

この日の出発はゆっくり、8時半からスタートしました。

f:id:hiiro1017:20200404213713j:plain

f:id:hiiro1017:20200404213717j:plain

井戸谷コース

本当は7時前から登ろうと思っていましたが、暖かい布団から抜け出すのに苦労して一時間半遅れでの出発となりました。

近場・単独行だからこそ許される行動ですね。

f:id:hiiro1017:20200404213722j:plain

f:id:hiiro1017:20200404213709j:plain

 

出発してから20分。

体が温まり道も比較的平坦になり、足取りは軽いです。

f:id:hiiro1017:20200404215351j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215358j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215347j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215612j:plain

 

谷筋を登ります。

f:id:hiiro1017:20200404215739j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215742j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215746j:plain

f:id:hiiro1017:20200404215735j:plain

 

川を渡渉した先の道が少し細いので注意してください。

気を付けて歩けば問題ありません。

 

避難小屋を通り過ぎて登っていきます。

  

f:id:hiiro1017:20200404224945j:plain

 

数日前の寒波で雪が降ったようです。

一応軽アイゼンは持ってきていましたが、装着するほどでもないのでそのまま登ります。

f:id:hiiro1017:20200405113152j:plain

f:id:hiiro1017:20200405113149j:plain

 

今回の主役の登場。

f:id:hiiro1017:20200405113449j:plain

登山道から少し外れたところに福寿草の群生地はあります。

正式な登山道ではないので知らずに通り過ぎてしまう人も多く、足場も悪いです。

 

季節が早いため、咲いているのは4、5輪ほど。

開き切っている花はありませんでした。

f:id:hiiro1017:20200405113452j:plain

f:id:hiiro1017:20200405113444j:plain

 

近くに居た人と話をして、「これからが季節なので毎週来たいですね」と宣言しましたが、まさかこれが今年最初で最後の福寿草になるとは思いませんでした。

本当に見られただけでも良かったです。

 

ちなみに、こんな可愛い見た目でも根や茎には強い毒があるので、間違っても食べないようにしてください。フキノトウと間違えて食べてしまう人がいるようです。

 

f:id:hiiro1017:20200405120205j:plain

 

目的を果たしたので下山しても良かったですが、せっかくなので山頂まで行くことにしました。

この日は風が強かったので山頂でのんびりすることは出来ないだろうと思っていましたが、1月に見れなかった鎌ヶ岳の姿を見たいと思ったからです。

yamatokasyashintoka.hatenablog.com

 

 今日はイケメン鎌ヶ岳の雪を纏った姿を見られるかしらと期待を込めて歩を進めます。

 

f:id:hiiro1017:20200405211035j:plain

標識が可愛い

井戸谷コースの楽しみといえば山頂直下の急登。

f:id:hiiro1017:20200405211247j:plain


後ろを振り返ると伊勢平野を眺めることができるので、少し進んでは振り返り、また進んでは振り返るという一連の流れを何回登ってもやってしまいます。

f:id:hiiro1017:20200405211501j:plain

この日は霞がかっていましたが、それでも気持ちが浮つくには十分の展望です。

 

登り終えて別の登山道との合流地点へと来ました。

左が山頂、右が北の頭へと続きます。

f:id:hiiro1017:20200405212205j:plain

この辺りは雪の吹き溜まりとなっているようです。

f:id:hiiro1017:20200405212325j:plain

 

山頂へ行く前に鎌ヶ岳を見ようと進路を右にとりました。

風がかなり強いです。

 

少し歩いてお気に入りの鎌ヶ岳ビュースポットへと到着しました。

 

……

f:id:hiiro1017:20200405212617j:plain

f:id:hiiro1017:20200405212620j:plain

 

はい、残念。

強風で帽子を飛ばされかけ、すぐに山頂へと向かいます。

恥ずかしがり屋の鎌ヶ岳君には次回会いましょう。

 

 

雪を踏みしめる感触が楽しい。

f:id:hiiro1017:20200405213214j:plain

f:id:hiiro1017:20200405213219j:plain

 

山頂に到着です。

f:id:hiiro1017:20200405213650j:plain

 

とにかく風が強くて、止まると体感温度がグッと下がります。

f:id:hiiro1017:20200405213917j:plain

f:id:hiiro1017:20200405213913j:plain

 

長居は無用と二本松コースで下山。

ササっと40分ちょっとで下りてきました。

f:id:hiiro1017:20200405214620j:plain

 

 

以上が山行記録。

 

前述したようにこの日が今年唯一の福寿草山行となりました。

早く事態が収まり、来年はゆっくり楽しめたら良いなと思います。