『モンベル 7つの決断』辰野勇
モンベル創業者である辰野勇さんの自叙伝。
モンベルといえば低価格でありながら登山に必要な機能を備えているブランドで人気があります。
僕自身もモンベルにはお世話になっていて、やはりコスパの良さが大きな魅力です。
そんなモンベルの創業者辰野勇さんが、モンベルが創業からどのように成長してきたのかをまとめた一冊です。
登山と企業経営は似ていると辰野さんは本で書いています。
リスクマネジメントやリーダーの決断等、情報を正しく読み取り正しい判断を下すことが登山にも企業経営にも求められます。
間違った判断をしてしまうと命を落としたり、会社を倒産させてしまうことになりかねません。
会社経営に厳しい登山の経験が活かされたと語っています。
個人的にこの人すごいなと思ったのが、お金もないのに28歳という若さで会社を立ち上げたこと。
「お金は知恵と努力でなんとかなるが、タイミングや時間はそれを補う手段がない」と、実質資本金ゼロで会社を立ち上げた決断と行動力はすごいと思いました。もし自分だったら失敗が怖くて行動に移せないと思います。
創業初期の話やパタゴニアとの関係、直営店の展開・価格リストラの話が語られる前半部分が特に面白かったです。
ジューサーのある生活
ふてぶてしい顔をした猫が二匹。
顔と同じくらいふてぶてしい態度で体を撫でるように促してくる。
耳を掻いてやる。気持ち良さそうに頭を動かす。
猫に認められたような気持ちになり、なんだか妙に嬉しい。
そんな夢を見た土曜の朝。
ジューサーを買った。
ジューサーといってもいくつか種類があって、高速回転するものだと、摩擦熱により栄養素が壊れてしまう。
そこで、回転数の低いスロージューサーと呼ばれるものを買った。野菜や果物の栄養素を壊さず、美味しく健康になれる優れもの。
今回買ったのは3万円ちょっとするいいジューサー。
家族の健康を第一に考えるということで、弟とお金を出し合ってなるべく毎日ジュースを作ろうと取り決めた。
手入れが大変だと毎日続けるのが億劫になるので手入れのしやすそうなものにしたが、それでも部品数が多くて洗うのが大変そうだ。
りんごとオレンジ、キウイ、バナナを買って早速作ってみる。
出来たジュースは美味しかった。さらりとした飲み口で、果物の甘さと自然な酸味が美味しい。
美味しく野菜や果物が多くとれるので毎日飲んだら健康的な生活を送れそうだ。
しばらくは日常を残したい pic.twitter.com/bmSGuvxwzl
— Hiroya Goto (@hiroya_goto) 2020年12月29日
『くらげホテル』尾崎英子
異次元へと繋がるホテル。
運命なのか偶然なのか、それぞれの理由から四人はフィンランドにあるホテルメデューサへと導かれます。
異次元へ繋がる入口はあると信じる者、半信半疑な者。
ホテルメデューサに集まった四人は、ホテルのオーナーによると選ばれたから導かれたとのこと。
異次元に行ける権利があると知ったとき、自分だったらどうするだろうと考えました。
異次元がどんなところなのかわからず、元の世界に戻ってこれるのかさえわかりません。
今まで自分が生きてきた現実の生活を捨てて、未知の世界で生きていくことを選ぶのはとても勇気のいる選択だと思います。
-本文より
仕事も家族もけっこう好きだし、恵まれていると思う。ただ、そこに馴染めない自分が嫌いっていうこと。
問題は居場所じゃなくて自分なのに、自分を変える努力もできない